AKIRA

ジョルジュ・ジュヴィツゲベルというスイスのアニメーション作家の作品はとてもステキです。アニメーション=絵が動くという当たり前の喜びがあります。
イカルスの飛翔という作品があるのですが、なんと1974年につくられてます。
今で言うドット絵のような絵柄になっていて、かなり実験的です。
ですが、絵が動いていく楽しさに溢れていて、みていてワクワクします。

昔のアニメーションでいば、日本でも手塚治虫の作品がとてもステキです。
手塚アニメと言えば、鉄腕アトムやブラック・ジャックなとのイメージが強いですが、
短篇でかなり実験的なアニメーションもつくっています。
その中でもジャンピングという作品が個人的には特に好きです。
タイトル通りの作品なのですが、ジャンプしてる視点でどんどんと絵が動きます。
自分がジャンプしてる視点で描かれるのです。
これが最終的にすごく高い所までジャンプしている映像になるのですが、
この発想力、イマジネーションの力こそが手塚治虫の魅力なのではないかと思います。
更に、アニメーションとしても、当時でこの技術力があったのも驚きです。
本当になめらかにジャンプしているのです。

ジョルジュ・ジュヴィツゲベルしかり、手塚治虫しかり、「絵が動く」という楽しさがみている側に伝わるようなアニメーションだと思います。
老若男女問わず、国籍すら問わず、みんなが楽しめる作品ということです。
なので、もし「アニメはちょっと好きじゃない」という方には是非オススメしたいです。

今やアニメといっても細かく枝分かれして、色んなジャンル、色んな表現になって数多くの作品が飽和状態になっていると思います。
なので「なにをみていいかわからない」と思う方も多いでしょうが、
これだけ数があると言う事は、自分が好きなモノがある確率も上がってると思います。
とにかく色々見ると、自分の好みも分かってくると思います。
絵が好きなのか、動くモノが好きなのか、お話が好きなのか、登場人物のキャラが好きなのか。声優が好きって人も多いですよね。

それこそディズニーやジブリなどの比較的大衆に向けてつくられた作品から鑑賞するのもいいと思います。
最近、大ヒットしたアナと雪の女王もけっして子供向けアニメなんて事はなく、大人が鑑賞するに充分耐えうるアニメになってます。
もはやアニメーション=子供のモノという概念はなくした方がいいと思います。
そういった考えでアニメを見ない大人がいるのであれば、とてももったいないと思います。

去年のジブリ作品のかぐや姫の物語などは、大衆向けであるはずですが、とても実験的でもありました。
アニメーションの表現としてネクストレベルに到達してると感じました。
これこそ大人がみるべきアニメだと感じたと同時に、この作品をみた子供達の感想が気になりました。
子供の頃にみたアニメーションは大人になってもずっと忘れないで心に残ると思います。
この作品を見た子供達が大きくなってまた新しいアニメーション作品をつくってくれたら、どんな作品になるんだろうと妄想してしまいます。